はじめに
4という数字は縁起が悪いPart4です。
徳川将軍で言えば、徳川家綱になりますね。
…………「誰だよ」と思う人も多いかもしれませんが、それも仕方のない話で、義務教育では初代の家康や参勤交代を命じた家光、大政奉還で政権を明治天皇へ返還した徳川慶喜ぐらいしか学ぶ機会はないでしょう。暴れん坊将軍の吉宗などとも比べるとどこかマイナーな部分はあります。
四人目の歴代内閣総理大臣は松方正義という人で、アメリカ大統領はジェームズ・マディソン。聞いたことあまりないですよね、歴史好きな人以外は。
いつの時代も大事にされるのは初代と最後、あるいは最新の人だけでそれ以外は記憶に残らないのはしょうがないことなのかもしれません。
でも、ポケモンだったら第4世代が一番好き!って人は多いのではないでしょうか。あの累計台数1億第以上売ったニンテンドーDSにて発売された最初の本編とだけあって手に取ったプレイヤーは多いでしょうし、金銀・RSでいくつか追加された既存ポケモンの進化前・進化後が一気に増えたことで既存プレイヤーの感動を起こしつつ、新規ポケモンもそれに負けない魅力を持っていました。
金銀のリメイクとして発売されたHGSSは今なお傑作と名高いです。
映画との連動が本格的に開始された世代でもあるので、初代や最新作に負けない印象があると言っても過言ではないのでしょうか。
そんな4という数字の今回も、そんな記事になったらいいなと思います。
では、長々と書きましたが、今回もどうかお付き合いください。
今回仕分けるタイプ
今回仕分けるタイプは……
格闘タイプ!
格闘タイプ…………格闘タイプか……。
もともと悪タイプ統一パーティでレートをやっていた身としては、格闘タイプに嫌な思い出が多いんですが、それもBW2まででそれ以降は露骨にナーフされている可哀そうなタイプという印象があります。
そりゃ第5世代の時はかなり強かった印象がありますけども、ダイナックル(とダイアシッド)はさすがにもっと威力あげていいんじゃないかな……。
では、分類開始。
分類一覧
タイプA:スポーツをモチーフとしたポケモン
ナゲキ
メロエッタ(ステップ)
(20/63種類)
格闘技やスポーツ、武道がモチーフのポケモン。
やはりスポーツ選手=体を鍛えている=格闘タイプ、という連想がしやすいのか数は多め。
その内容もボクシング・プロレス・ジークンドー・マーシャルアーツ・カポエイラまで様々。
格闘タイプとしては一番作りやすいのかなと思う。
バシャーモ系は名前からして元は軍鶏なわけだが、軍鶏はもともと闘鶏(ニワトリの雄を戦わせる競技)のために品種改良された種なのでここが一番近いと判断。
ニョロボン・ドクロッグ・ケケンカニあたりはちょっと微妙かなーとも思わなくもないけど、それぞれ水泳選手・ヒール系格闘家・ボクサーと定義。意見募集中。
タイプB:正義、聖属性として格闘タイプを与えられたポケモン
ネギガナイト系
ルカリオ系
エルレイド
ザマゼンタ
(14/63種類)
悪タイプに対する正義、聖属性を持ったポケモン。騎士道・武士道といった正々堂々としたものもここに含む。
聖属性はフェアリータイプも近いが、あちらがRPGにおける僧侶的聖属性だとしたら、こちらは勇者的聖属性。
チャーレムは少しイメージから外れるかもしれないが、ヨガは心身の鍛錬・悟りを開く清廉なものなのでここに。
タイプC:力・筋肉が強調されているポケモン
カイリキー系
オトスパス系
(12/64種類)
元ネタとなった生物に腕力や筋肉の特徴が強かったり、肉体美やパワーが強調されたポケモンたち。
カイリキーは吉田沙保里選手のCMの印象もあり、4つの腕で締め付けるという説明があるので、もしかするとレスリングがモチーフ……なのかなぁ(図鑑説明ではあらゆる格闘技をマスターしているとある)。
オトスパスもレスリングかもしれない。その場合はどちらもタイプA。
タイプD:武闘派や喧嘩という点が強調されているポケモン
ゴロンダ系
(7/64種類)
図鑑説明などで武闘派であることを印象付けられたポケモン。
オコリザルは見ての通りだし、けんかポケモンのバルキーや、チーマー・番長をモチーフとしている悪・格闘たちなど、けんかっ早い印象の面々。
タイプE:戦士・軍隊がモチーフのポケモン
タイレーツ
(2/64種類)
戦士がモチーフのポケモン。
ブリガロンはブリガンダイン、タイレーツは兵士の陣形であるファランクスがたぶんモチーフ。
ジャラランガのモチーフをスケイルアーマーとすればジャラランガ系もこちら。
もっといるかと思ったけど案外少ない。
タイプG:その他のポケモン
(アルセウス)
(シルヴァディ)
(8/64種類)
その他のモチーフ。身も蓋もない言い方をすれば「どこに分類すべきか迷ったグループ」。
炎御三家は「ゲームバランスの都合持たせた」という理由がメインか? バシャーモと違ってこれと言って格闘技要素ないし……。
対の存在との兼ね合いだと思われるメガミュウツーX・フェローチェや、ウサギの脚力に着目され格闘になったであろうメガミミロップあたりはまだわかるが、キノガッサは意味不明。
草・格闘という当時としては新しいタイプのポケモンを作りたかった時、たまたま白羽の矢が立ったのがキノココだったというそういう理由なのか……?
RS序盤に出てきて草・格闘ならツツジにはガン有利だが、その時点で進化させる人なんてそうそういないだろうしなぁ。
図鑑説明には「ボクサー顔負けのパンチ」とあるからやっぱりボクサーなのかなぁ。しかし、ハサミをグローブに見立ててファイティングポーズ取ってるマケンカニと比べるといまいちボクサー感がない気もする。
当時の文献やら、設定資料などでモチーフがわかりそうな人はぜひ教えてほしい。
終わりに
格闘タイプを分類に分けると、スポーツをモチーフにしたものが多い。
作る側も遊ぶ側もスポーツモチーフなら格闘タイプだと納得しやすいし、妥当な結果だ。
また、聖属性・武士道騎士道のポケモンたちも負けず劣らず増えていっている。正々堂々とした感じがスポーツマンシップに通ずるものがあるから、格闘タイプと紐づけやすいのだろう。
一方で多いだろうと思っていた戦士・軍隊系ポケモンが少ない(私の匙加減だと言われればその通りだけど……)。結構ネタはありそうだからもっと増やせそうなんだけどなぁ。足軽から始まって最終的に将軍になる鋼・格闘のポケモンとか。ガラルカモネギがそんな感じか?
あとは武道モチーフとして剣道のポケモンとかあると面白いかもしれない。リーフブレード覚えたり、かかり稽古を元とした連続技使ったり。
おしまい。
あれ? ちょっと待って!
もしかして、あと3匹忘れてない?
こいつらはどー見てもタイプAでしょう。
今度こそおしまい。