ポケモンのタイプ仕分け Part6

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はじめに

 第6回です。

 この企画以外にも別の記事作ろうかななんて思ったりしますが、作ったところで見てもらえるのかという問題もあり、しかも私はカクヨムというサイトで小説を書いているので、ブログにリソースを大きく割くより小説の方をやりたいという気持ちもあります。

 ただ、小説を書くこと(=物語を作ること)とブログを書くこと(=感想や考えを綴ること)は似ているようで私の中では違うことなんですね。

 というのも、小説の方は体裁を整えたいという気持ちが強いですが、ブログに関してはそこまで真面目にやんなくてもいいかなーなんて思ったりするわけです。感想や考えを少し整理してからバーッと書いて、後は誤字脱字修正さえすればそれで終わりでいいんじゃないか思うときがあります。

 つまり、文章というのはお茶みたいなもので、同じ茶葉でも発酵の度合いによって緑茶やウーロン茶や紅茶に変わるのと一緒。キッチリ考えて体裁を整えれば論文だし、ある程度フレキシブルな構成を作れば小説、考えたことを簡単に整理すればブログ、生の気持ちはツイート……とこんな感じ。

 そんなわけで、私のある程度考えられた文章を読みたければURLを下に貼っておきますのでそちらからどうぞ。宣伝です(あっこぎ~)。

kakuyomu.jp

 では、今回もお付き合い宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回仕分けるタイプ

 今回仕分けるタイプは……

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 岩タイプ!

 

 岩というのは他RPGでは地属性に統合されてしまうことが多く、地属性ではない独立した分類として岩タイプがあるのは珍しいですよね。もっとも、ポケモンは他の属性もかなり細分化されていますが。

 岩タイプと言えば頑強なモンスターというイメージがありますが、耐久としては鋼タイプに水をあけられているという印象もあります。イワークハガネールに進化しちゃったから、なんとなく鋼>岩のイメージがついちゃったんでしょうかね? 攻撃方面では岩の方が優秀なので、そのあたりで差別化していきたいところです。

 今回はそんな岩タイプを見ていきたいと思います。

 では、分類開始。

 

 

 

 

 

 分類一覧

タイプA:岩石そのものなポケモン

 ゴローニャ系(アローラ含む)

 ダイノーズ

 ルナトーン

 ソルロック

 レジロック

 ギガイアス

 メテノ

 ツンデツンデ

 セキタンザン系

 イシヘンジン

(20/68種類)

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 岩石に生命が宿ったような姿のポケモン

www.geosociety.jp

 このサイトによれば隕石は厳密にいえば岩石ではないらしいが、この項目は鉱物に生命が宿ったものと考えていただければ差し支えない(石炭も岩石ではないし)。

 ノズパスやイシヘンジンなど、岩石で作られた人工物モチーフはもっとありそうだとは思ったけど、考えてみれば遺跡はダンジョンにされがちで、それをモチーフにしたモンスターは作りづらそうである。

 

 

タイプB:生物に岩石の要素を足したポケモン

 イワーク

 ドサイドン

 マグカルゴ

 バンギラス

 ボスゴドラ

 イワパレス

 ルガルガン

 カジリガメ

(16/68種類)

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 元となる生物に岩石の要素を足したポケモンバンギラスあたりは怪獣+岩石)。

 おおむね元の生物は「体が丈夫」「皮膚が硬い」などの特徴があり、例えばドサイドンは、モチーフのサイの皮膚が硬いため、そこから硬い岩石と結び付けられて岩タイプになったと考えられる。

 一方でヘビや犬という頑丈そうなイメージのない生物モチーフもあったりする。それらは「岩+生物の名前」という命名規則になっているので、上記とは違う発想で岩タイプが割り当てられてそう(ルガルガンはルー・ガルー、すなわち人狼と岩の組み合わせ)。

 

 

タイプC:岩石に関連する生き物をモチーフとしたポケモン

 ツボツボ

 サニーゴ

 ガメノデス

(4/68種類)

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 岩石に固着する生命体モチーフのポケモン

 本体も頑丈であったり、石灰質であったり、タイプBの亜種ともいえる。

 とは言うものの、ツボツボってモチーフはフジツボで合っているのかしら……。

 色合いや初出の金銀の生息地であるタンバの街並みからして、モチーフはアカフジツボだとは思うのだが……。

 

 

タイプD:宝石をモチーフとしたポケモン

 メレシー

 ディアンシー

(2/68種類)

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 鉱物の中でも特に宝石と呼ばれる物体をモチーフにしたポケモン。タイプAの亜種。

 宝石名をタイトルにした作品は数あれど、実際に出てきたのは意外にもXYから。

 パワージェムという技はDPの時に出ているので、当時は岩石⊃宝石という扱いで、岩石モチーフであれば実質宝石モチーフだとそう考えられていたのだろうか。

 なんとなーくルビー・サファイアが今の時代に出ていたら直球でルビーやサファイアモチーフのポケモン出してそうな気がする。

 

 

タイプE:絶滅動物や生きた化石をモチーフとしたポケモン

 オムスター

 カブトプス

 プテラ

 ユレイドル

 アーマルド

 ジーランス

 ラムパルド

 トリデプス

 アバゴーラ

 アーケオス

 ガチゴラス

 アマルルガ

(22/68種類)

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 化石から復元したから岩タイプになったと思われるポケモン

 …………復元したんだからもう岩じゃなくね?

 生物的には岩要素が多いとは言えないのに、化石から復元されたことを示すアイコンとして岩タイプを機能させていると言える。

 「げんしのちから」という技があるが、字面だけ見れば遺伝子にある原始の力を解放する、どちらかと言えばエスパータイプに近そうな技なのに、実際は岩タイプなのも原始≒太古≒化石、化石にはアイコンとして岩を付けているからとそういう理由なんじゃないかと思う。

 だからといって化石を相手にぶつけるモーションなのはちょっと面白いが。

 

 

タイプG:その他のポケモン

 ウソッキー

 テラキオン

 ウツロイド

(4/68種類)

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 ウソッキーはモチーフとしては造木が一番近いんだろうけど、実際のところなんで岩タイプなのかと言えば、木……つまり草タイプだな!と判断し炎タイプや飛行タイプの技をぶつけたプレイヤーを驚かせるギミックのためだと思う。つまりはRPG的な面白さのため。ウソッキーを岩タイプにした理由とか公的に語られたことあるのかな?

 テラキオンは分類ががんくつポケモンだったので、巌窟王と何か関係あるのかと調べてみたけど、その人物像がテラキオンと全然合わないためそういうわけでもないらしい。公式モチーフのダルタニャン物語のポルトスが6人がかりでも動かせなかった石材を運搬したという話や豪放磊落な性格から連想して岩タイプとしたのだろう。岩タイプって格闘タイプと並んで豪快・パワー系というイメージがあるし。

 ウツロイドはガラス質らしいのでそこから岩タイプなのかなぁ。防御が低いのも衝撃に弱いガラスっぽいし。モチーフっぽいクラゲが半透明なので、そこからガラス質という発想になったんだろう。ただ、ガラスは鉱物だと思われがちだが実は鉱物ではない。一見ポケモンではない生命体に見えてその実ポケモンであるUBと対比させるつもりで岩タイプを設定したのだとしたら、これ以上ないタイプ設定とも言えよう。

 

 

 

終わりに

 なんとなくイシツブテダンゴロのイメージがあるので、岩タイプは岩そのものな奴が多そうなイメージだったが、実際のところは化石が一番多いという意外な結果に。

 考えてみれば岩そのものな奴はバリエーション少なそうだしな。だって、岩って一見して違いがあるように見えづらいし……。中学校理科で花崗岩やら玄武岩やら学んだけど、それぞれの見た目や違いとか全然覚えてないや。

 リージョンでダンゴロ花崗岩モチーフにしました!とやっても面白い気もするが。

 ただ、鉱物という大きなくくりで言えば宝石は種類が多いし、他RPGによくいる石像、変わり種として岩塩など結構面白いモチーフのポケモンが作れそうだ。

 磁石や鋼鉄などは電気・鋼に回されがちだけど……。

 おしまい。