ポケットモンスター・ホワイトを数年ぶりにクリアした話

 

 

 

感想

 先日、『ポケットモンスター・ホワイト』を中古で買ってきたので数年ぶりにプレイした。

 感想としては、最後のドット絵オンリーのポケモンとだけあってドッターが命を削ってそうな演出が多々あった。自分もたしなみ程度ではあるがドット絵をやるので、こんなドット絵が描けるようになりたいなぁと思った。

 ゲームの難易度的には当時よりはさすがに知識量が違うので、序盤を除けば楽だった。というのも、今回は基本的に御三家を使わないでプレイしようと思っていたのだが、仲間にしようと思った最初のポケモンがサンヨウジムクリア後にしか出ないことがわかったので、選んだツタージャ単騎でなんとか攻略しないといけなかったからだ。

 ただ、対戦でも使われるポピュラーな技マシンがほとんど殿堂入り後にしか出てこないので、技火力という点では全体的に難儀な作品だとも感じた。

 あと、全体的にタイプのバランスが悪い。シンオウほどではないけど、炎タイプ少ないし、水も少ない。飛行可能なポケモンもそんなにいない。次世代にあたるX・Yが序盤からバラエティ豊かなタイプをそろえられることを考えると、多少何か批判があったのだろうか?

 以下、旅の仲間たちの紹介。

 

 

 

旅の仲間たち

タブンネ ♂(NN:ヤクルト)

性格:しんちょう

特性:さいせいりょく

最終的な技構成 おんがえし/シャドーボール/だいもんじ/ふるいたてる

 サンヨウジムクリアして最初に仲間になった。BWのタブンネと言えば経験値タンクという印象が強く、それ以後の世代でもなんかパッとしない印象だったのだが、序盤から手に入るノーマルタイプということで採用の運びになった。基本的に俗にいう序盤ノーマル・序盤飛行は使いたくない人間なので。

 成人ぐらいの体格の小学生が、ちびっ子相撲で無双するがごとく序盤は種族値の暴力で敵を蹴散らしていったが、中盤は技に恵まれず、ずっと『ひみつのちから』ワンウェポンで地道に戦っていた。追加効果は便利だったので、なんだかんだ役には立っていたが。

 特筆すべきは特性の『さいせいりょく』。持ち前の耐久と合わせて回復いらずの持久力を見せた。野生との戦闘が終わっても回復するんだなーと今回のプレイで初めて知った。

 終盤から四天王、N、ゲーチス戦ではあまり出番がなく、せっかく覚えさせた『だいもんじ』は使わずじまいだった。

 技範囲は優秀なので、技マシンが渋めなBWじゃなければもっと活躍できたかもしれない。

 

ナゲキ ♂(NN:ムサシ)

性格:のうてんき

特性:せいしんりょく

最終的な技構成 やまあらし/ばかぢから/じならし/ビルドアップ

 BWと言えば語り草なのが、序盤から手に入り、技・特性・ステータスすべて優秀なダゲキの存在だ(要出典)。しかし、ナゲキが強かったという話はあまり聞かないので、実際に使ってみたらどうなんだろうと思い仲間に入れた。

 すると捕獲直後からその高い耐久力とパワーで敵をちぎっては投げちぎっては投げと蹴散らしていった。最初は『あてみなげ』『リベンジ』と若干使いづらい技ばかりで苦労した面もあったが、中盤から『やまあらし』を獲得すると確定急所によるバフ無効が案外活躍した。

 終盤はさすがにパワー不足であったが、それでもパーティの頼れる壁として大活躍。ゲーチスサザンドラを撃破したのもこのナゲキだった。正直言って、今回の旅で一番印象が良くなったのはナゲキだったかもしれない。

 ダゲキでも金! ナゲキでも金!

 

ドレディア ♀(NN:ブーケ)

性格:まじめ

特性:マイペース

最終的な技構成 はなびらのまい/やどりぎのタネ/ねむりごな/ちょうのまい

 BW初期はドレディアがなんか強いみたいな話を聞いていたが、一切使ったことなかったのと序盤から出てくる草タイプということで仲間にしてみた。

 チュリネ時代は敵の攻撃にワンパンでやられるわ、パワーはないわでタブンネダゲキに介護されていたのだが、『ギガドレイン』を覚えて進化してからは特殊アタッカーとして覚醒。『やどりぎのタネ』『ねむりごな』を使ったサポートも光り、全体的な勝ち星はかなり多かった。

 とはいえ、草タイプワンウェポンだったためフキヨセ以降のジムでは出番に恵まれないこともあった。飛行・氷・龍と草タイプ殺しにきていたからね……。

 ゲーチスへのフィニッシュブローを放ったのも実は彼女だった。シビルドンを眠らせ踊っていたら最後のガマゲロゲまで一気に倒していた。

 

アーケオス ♀(NN:しそわかめ)

性格:がんばりや

特性:よわき

最終的な技構成 アクロバット/いわなだれ/かみくだく/ドラゴンクロー

 ケンホロウスワンナは使いたくなく、『そらをとぶ』を考えたときに白羽の矢が立ったのがアーケオスだった。というのも入手で言えば中盤ごろで、また化石ポケモンを旅パに使ったことがなかったので、使ってみるのも面白いだろうと思ったからだ。

 そういうことで仲間に入れて使ってみたものの、スペックが高い代わりにやたらと攻撃を外しまくって勝手に『よわき』を発動してしまうということが多かった。ただし、アクロバットを習得してからは超パワーで敵をなぎ倒していく武闘派な一面が見られた。

 進化してからはその火力に磨きがかかり、並みのポケモン相手にワンパン決めるのも当たり前になっていったため、道中のトレーナー戦では極力使わないようにセーブするしかなかった。

 対戦という観点では足を引っ張る『よわき』だが、旅で使うんだったらちょうどいいデメリットを持った特性だなぁと思った。

 四天王戦でも、N、ゲーチス戦でも大活躍した。特にNのレシラムを撃破したのが印象深い。

 

シビルドン ♀(NN:つぎたし)

性格:なまいき

特性:ふゆう

最終的な技構成 10まんボルト/くさむすび/かみくだく/でんじは

 電気タイプを考えたときに候補にあがったため採用。デンチュラは初見プレイの時に使ったし、ゼブライカは趣味じゃないので、当然と言えば当然の帰結

 生息地では2パーセントでしか出ないらしく、実際ちょっと時間がかかって手に入れたが、シビシラス時代は貧弱で、チュリネと同じように何度もワンパンで落とされ、介護されてようやく一人前になった。あ、フキヨセジムでは活躍したよ!

 かといってシビビール時代も技にまったく恵まれず、特殊アタッカ―枠として採用したのに『スパーク』や『かみくだく』でなんとか戦っていたぐらいだ。結局しんかのきせきを持たせて無理やり耐久をあげ、チャンピオンロードでようやく10まんボルトを覚えたのでその場で進化させた。

 そういうわけでシビルドン時代はかなり短いもの、要所要所で強敵を麻痺させ『10まんボルト』や『かみくだく』で嫌がらせして殉職、後に託すという活躍があったため、イッシュを救ったのは彼と言っても過言ではない。お前がいなかったらレシラム・サザンドラに勝てなかったよ。本当にありがとう。

 

ママンボウ ♀(NN:ボヘミアン

性格:せっかち

特性:うるおいボディ

最終的な技構成 なみのり/ねっとう/ふぶき/アクアジェット

 イッシュの水タイプは案外少なく、序盤から手に入るのがミジュマルヒヤップ、中盤でコアルヒーといった具合だったが、御三家は使いたくない、ヒヤップは初見時に使った、コアルヒーはタイプかぶりということで中盤終わりにつかまる奴から選ぶしかなかった。その中で単純に「強くなさそう」という理由で選ばれた哀れなマンボウ

 まず驚いたのがHPの高さ。それまで体力自慢を誇っていたタブンネダゲキを早々に追い抜き独走。最終的にHPの値が200を超えたのはこのママンボウだけだった。

 しかし、肝心の技と他の種族値が微妙で、A>Cなのにロクな物理技を覚えない始末。でも使える技が少なすぎたので、後の方まで『めざましビンタ』を主体に戦っていた。

 活躍はというと……肉壁としてのそれしかなかった。たいてい仲間がピンチの時に繰り出して時間を稼ぎ回復、倒れた後に回復しきった仲間で倒すという流れが定番化していたため、戦闘方面での活躍は皆無と言ってもいい。しいて言うならゲーチスデスカーンとタイマンして殴り勝ったぐらい。でも一回も『ねっとう』で火傷させなかったことは許さねえからな。

 

 

 

おまけ:パーティ選外となったポケモンたち

 ウォーグル

 飛行枠として採用したかったが最短で10番道路と出番が遅すぎたため泣く泣く選外。

 クイタラン

 貴重な炎枠として考えていた。超使いたかったが、チャンピオンロードにしか出ないため涙を呑んで選外。お前と旅がしたかったよ……。

 メブキジカ

 草枠として採用しようと思ったが、中盤以降だったためやめた。思い入れはあまりないが、Newポケスナではその魅力をフルに生かしていたので印象は良い。

 アバゴーラ

 ウォーグル採用案の時の『なみのり』要員として。ウォーグルが選外になり、アーケオスが採用されたため、自動的に不採用。アバゴーラ好きなんだけどね。

 ドリュウズ

 無難に強そうだったためやめた。

 ゴルーグ

 ドリュウズ亡き後の地面枠兼『そらをとぶ』要員として。ちょっと出番が遅かった。

 ワルビアル

 ゴルーグに代わる地面枠として。しかし、彼を入れたらゴルーグが務める予定だった『そらをとぶ』要員が不在になることに気が付いたのでやめた。

 

 近々、ホワイト2もプレイしようと思います。

 終わり。