WCSをゼンリョクで楽しんだぞ!

 なんか最後にブログ更新したの一年以上前なんですってね。光陰矢の如し。

 前置きは終わりにして、横浜で開催されたポケモンWCS2023』の各種イベントに参加してきたので、それのレポでも残しておきたいと思う。

 他の人も記事を出していると思うけど、人の数だけポケモンとの出会いがあるように、体験も人の数だけあるので、感想記事はいくらあってもいいのだ。

 

1日目

あてどのない旅

 何のイベントの抽選も当たらなかった悲しいソルジャーこと私は適当に朝起きて11時ぐらいに主な開催地である『みなとみらい』に到着。

 ツテもなく誰かとイベントや物販の同伴もできなかった、いましめられしオタクだったので、ジガルデセルの如く街中にちりばめられたポケジェニック*1ポケカイラスト*2を見て回ることに。

 本当にそこらにポケカイラストはおいてあるのだが、ランドマークタワーの巨大なピカチュウカードや、『伝説の回廊』と呼ばれる各世代の禁止伝説たちのカードが並べられたプレートは特設コーナーとだけあって圧巻だった。

数百万年後に未来人から当時の人間が神の存在を祀って作った石板と勘違いされてほしい。

視線!相互フォロワー

 せっかく来たのに一人でダラダラと歩いているのもつまんねーなーと思ってX(旧Twitter)のTLを流し見していると、横浜に来ていて一緒に歩きたいという相互フォロワーがいたので、お昼ごはんを挟んで合流することに。

 合流したのは、takuya氏。特徴を伝えて待っていたら話しかけられてビクッとしてしまった。いい意味で全く想像と違ったのでそれはそれで驚いた(失礼)。

 自分としては本当にノープランだったのだが、takuya氏がアクティビティゾーン*3に行きたいというので、それに従うことに。

 ウィロー撮影したり、

 

ポケモンカードゲーム Classic』の展示を見て「旧裏と現行に近いデザインが混ざっているのなんか慣れないな」「パソ通*4だ、ACE SPEC*5じゃないんだ」「(壁にかかっている旧裏デザインのカードたちを見て)これ盤面当時より数字あがっているから旧裏のじゃないじゃん」「でもカメックスは近いよ」なんて話したり、

 

 ねぷた見て「オーガポンについてなんもわからん」「でもそういうのでもこうやってすぐにイベント展開されているのすごいよね」とクオリティや体制に感嘆したり、

 

ポケモンSleepリリース直後に池袋にもいたらしい

 カビゴン撮影したりした。

 そんなことしている間にも『ポケモンカードゲーム』の体験会の整理券をもらえたので会場へ。1枚で二人遊べるということで、ジャッジ立ち合いのもと向かい合って遊ぶか、それともそれぞれ別卓でジャッジの人と対戦するか選べたが、takuya氏がポケカの現行プレイヤーということもあって前者を選んだ。

 席に座ってデッキを選ぼうという前にジャッジの方に尋ねられた。

ジャッジ「お二人はポケカ遊ばれたことありますか?」

takuya氏「自分は今も遊んでます」

こよみ「僕はADV~PCG時代(2003年~2007年)に遊んだっきりですね」

 ジャッジ、苦笑い。

 当時とルールが違うところもあるのでカードの種類から丁寧に説明してもらった。

 デッキは水タイプ・闘タイプ・悪タイプの三種類用意されており、私はブラッキーV主体の悪デッキ、takuya氏はルカリオV主体の闘デッキを選んで対戦。ガラルタチフサグマ*6が大活躍してなんと勝つことができた。多分悪デッキが強かったのと、運が良かっただけだと思う。

 久々に実際にカードに触れて遊んでみたが、ちゃんと楽しかったので、いずれまたやりたいなぁと思いつつアクティビティゾーンを後にした。

 いい感じに日が暮れてきたので、みなとみない内にいる他の知り合いとも合流した。具体的にはたわし氏、堕舵リヲン氏、てんろー氏、はとう氏、さうざん氏*7。また、ここでハンター氏とはネット上も含めて初対面、これを機に相互フォロワーとなった。やったね。

 ハンター氏のWCS会場内物販の購入物やコレクションなどを見たり、オタクトークしたり、ポケマス円陣したり*8、大いに盛り上がった。

中華街へ

 WCS物販の整理券の時間や帰宅するなど、各々の事情で散り散りになった中、私も一旦ホテルのチェックインのために会場を離れ、チェックインを済ませた後はたわし氏・堕舵リヲン氏と再合流、中華街へ突入した。

 入ったのは注文番号を紙に書いて店員に手渡す食べ放題の店で、515番の料理*9を注文した段階で「そういえば図鑑番号515番って誰だったか」という話になった。その流れで私が「図鑑番号がルギア⇒ホウオウ、カイオーガグラードンの順番になっているのなんか釈然としない」という話をしてしまい、各地方の図鑑番号で面白いところ選手権が始まってしまった。*10

 2時間ぐらいそのお店で舌鼓を打ちながらもトークをした後に解散となった。……この項目あんまりWCSと関係ねえな?

 

2日目

遊んで遊んで

 2日目は朝イチでアクティビティゾーンに。1日目でポケカ体験会しかできなかったので、他のもちょっと見ておこうと思ったのだ。

 最初は……そう! あの大人気アプリ『ポケモンマスターズEX』のコーナー。ポケマス内に登場するトレーナーのうちからランダムに二人選ばれるので、その人たちと一緒に写真撮影ができるというものだ。*11

 私のガチャ結果はというと……。

感動と緊張でシロナさんに被っちゃった

 シンオウの金髪のお姉さん二人でした。*12

 続いてメザスタ! メザスタと言えば事前にとろさん氏のメザスタの紹介があったので、せっかくだから遊んでみようと思ったものの、大盛況で30分くらい並ばないと遊べない状態だった。

 筐体の前に経って、ボタンを押すとなんだか童心に帰った気持ちになった。

 今回のテーマというかメインは「悪テラスタルリザードン」。彼を打倒するのが大きな目標となる。

 私の仲間はハッサムハガネールグソクムシャというまあどう評価したらいいのかわからない面々だったが、このうちグソクムシャリザードンに弱点をついてくれて大活躍した。

 シンプルながら奥深いゲーム性で、これからちょっと遊んでもいいかもしれないと思ったとさ。

ご当地が横浜に来た

ポケモンローカルActs』のコーナーでは物販があったりやご当地ポケモンたちの立て看板との撮影ができたりするのだが、たまたま訪れた時点で鳥取県ふるさと大使として活躍しているサンドとアローラサンドが通るとのことだったので、大名行列にひれ伏す平民のように道を開けたところ、目の前をまん丸とした可愛い体が……!

 写真撮影の列に並んで今度は正面から撮らせていただいた。

 

 サンドの撮影を終えた後は、ポケマスブースから出てきたはとう氏やりーる氏と合流し、今度は宮崎大使のナッシーの撮影へ。来た道を折り返してくれたお陰で全部の顔を拝見することができた。

 

 その後、立て看板と写真撮影。

リアル『ポケモンをさがせ!』

 アクティビティゾーンから離れた後、コオリッポのアイスキャンディーを食べたり、

 

 カップヌードルミュージアムに行ったり、

 

 まだ確認してなかったポケジェニックなどをとにかく見て回った。言葉で説明するより多分写真見てもらった方が早いので、一部だけだがひたすら載せる。

 

 これは関係ない聖剣士看板。

人の明かりが生み出した星座

 夜になってまた一人に戻り、今度は『WE MOVE!』のドローンを見に行く。

 立ち止まらないように呼び掛けるスタッフの方の声を耳にしながらもベストポジションを求めてさまよっているうちに始まってしまう。

 10分くらいドローンのパフォーマンスがあって、まーとにかく綺麗でした。どのように統率しているのかとか、リハとかどうやったんだろうとか、今でこそそういう感想が出てきますが、見ている間はとにかく圧倒されました。特にドローンの光がポケモンを形どるたびに子供たちが「〇〇だー!」と叫んでいたのが良かったですね。一生の思い出にしてほしい。

 

3日目

クチバは オレンジ ゆうやけのいろ

 今回のイベントでどーしても乗りたくなってしまったので、朝イチに『にっぽんまる』まで走った。最終日なので尋常じゃなく混むだろうと踏んで、朝7時になる前に会場に着いたのだが、その時点で十数人すでに待機していた。ローズ委員長かこいつら(ホネブーメラン)。

 そんなローズ委員長たちと共に受付を済ますと手荷物検査をされた。手荷物検査と言ってもバッグの中を見せて~なんて簡易的なものではない。

金属探知機……!

 空港で見る奴!!!!!!!

 

 厳重なチェックを通過し*13、とうとう乗船!

ふねのチケット


 うおー、サントアンヌ号!!!!!!!

 スタンプラリーをやりつつ、サントアンヌ号内を駆け巡る! 俺は今サントアンヌ号を個体値0で駆け巡るエンテイだ、スイクンだ、ライコウだ!

 

 ここはビデオゲーム対戦コーナー。一回だけシングルバトルで対戦した! ボロ負けした! 楽しい!

 

 ここは対戦コーナーを上から見ることができる休憩エリア。本来はここから舞台のショーかなんか見るのかな? 知らん! 楽しい!

 

パカッ

 うおー、ゴミ箱! ホンモノだ! 楽しい!

 

 ここはシアタールーム。先日のポケモンプレゼンツで発表された映像がひたすら流れていた。楽しい!

 

 ここはビデオゲームのトレードコーナー。レイドバトルも確かここで一緒に募集していたはず。みんな楽しそうだった! 楽しい!

 

 Sing us a song, you're the piano man...

 

 ここはプールサイド。さすがに泳げはしなかったが、ダダリンのマークのテーブルがあったり、近くに別の種類のゴミ箱があったり、蒸し暑いことを除けば素晴らしい場所だった。楽しい!

 

 で、ここはこの船の中で最大と思われるレストラン。ポケカ対戦スペース。

 

 こっちは別のレストランだが、ここもポケカ対戦スペース。トレードもできる。日本の方が海外交流しているのを見て、「さ、サントアンヌ号だ!!!!」と感動しっぱなしだった。楽しい!

 

 そしてここは甲板! スタッフの方に撮影をしてもらえるのだが、最初に来たときは雨が降っていたので封鎖されていた。ところが、下船時間ギリギリに解禁されたので撮影に直行。長蛇の列に並ぶも「申し訳ないのですが赤い招待券を下げている方は下船準備をお願い致します」というアナウンスに焦りながら、世界一長い5分を待った。

 

 これがその時の写真。興奮が隠しきれない。

 

 とうとう下船時間が来てしまった。名残惜しい気持ちをグッと抑えてタラップを下ると、こみ上げてくるものがあった。

 

「サントアンヌ号を見送ったレッドやリーフはきっとこんな気持ちだったんだろうな……」と言葉ではなく心でわかった。わかってしまった。

 

 にっぽんまるを下船したら、ラプラスがいたのでこちらも撮影。船と一緒に収めたお気に入りの一枚。

 

 なお、にっぽんまるを駆け巡っているうちに眼鏡を落としてしまった。結局見つからなかったが、たまたまTLで見かけたのか全く見知らぬ人からスタッフが眼鏡を落としている人を探しているという情報をいただいたり、捜索を打診していただいたりで人の優しさに触れることができたし、何より「サントアンヌ号に眼鏡を落とした」というちょっぴり不思議な体験が良い思い出となってくれるだろうと思った。

コイツ俺

 

ここは クチバこう いりぐち

パブビュ

 余韻を残したままアクティビティゾーンの1階、パブリックビューイング*14で試合を見ることにした。

 はとう氏が席を事前に取っていてくれたので、隣に座ってとにかく観戦。ポケカのマスター決勝から二人でずっと観戦していた。はとう氏はポケカをあまりご存じでないので、一応情報は追っているエアプの私が解説しながら楽しんだ。

 時間を少し置いて、ビデオゲームの方。

 会場も大いに盛り上がったことだろうが、パブビュの方もキーカードを引いたり、読み合いを制したりしたら歓声や拍手があがるなど、負けないぐらい盛り上がっていた。

 閉会式、そして新情報もはとう氏とやいのやいの言いながら閉幕……。

 その後、ガラナ氏の招集でポケマス円陣をするなどあったが、まあこれは本筋ではない。

なにこれ?

終わりに

 全部の抽選に落ちたことで「まあ一応現地の空気を吸っておくか」ぐらいの軽い気持ちで赴いたのだが、実際に行ってみると横浜の街中がポケモンポケモンポケモンだった。用意されたもの以外にも、推しと思しきぬいぐるみを手に持ったり鞄につけたりしている人たち、服をバッチリ決めている人たち。ポケジェニックを見て「〇〇だ~」「可愛いね~」と話している親子。対戦見ながら「〇〇が強いんだよ」「へぇ」と日常会話のように話しているカップル。

 あの場所あの時間が「ポケモン」の世界だった。そのことが本当に嬉しい? 楽しい? もっと相応しい表現はあるだろうが、それを見つけるにはもう少し時間が必要だろう。

 来年はハワイでの開催となるが、それに行くかはわからない。ただ、もう一度、あの場所にいたい。そう思ったので、今後もポケモンを楽しんでいこうと思いましたとさ。

 

 さらば横浜。さらばWCS2023。でも終わりじゃないはずさ。僕があたりにいるイシツブテを探し続ける限りは、多分。

 

 

*1:ポケモンを模したイラストや立体物など

*2:壁や床にカードが描かれている。これは9月末まで残っているらしい

*3:ポケカ、ユナイト、SVのレイドバトル、メザスタの体験会やポケマスのブース、ご当地ポケモンの紹介コーナーなどがある。説明しきれない

*4:パソコン通信』のこと。サーチカードとして当時頻繁に使われたらしい

*5:デッキに1枚しか入れられない強力なカードのこと。BW~XYのレギュのパソ通はACE SPECだった

*6:ポケカではこういう表記。なんで?

*7:はとう氏・さうざん氏とは初めてお会いした

*8:お気に入り編成やバディーズを並べたポケマスの画面を映したスマホを円陣にする一部界隈で行われている行為

*9:何かは忘れた。鴨の蒸し焼きとかだったかも

*10:DP図鑑で600族のガブリアス一族が中盤にいる点、ヌメルゴンよりオンバーンの方が図鑑番号が遅い点、スターミー一族がやたら後ろの方にいる点など。なんだこの話

*11:実際には全トレーナーではなくそのうちの一部らしい

*12:私の好きなカガリとリラはそもそも排出対象じゃなかった模様。仕方なし

*13:まあベルト外し損ねていたからそれが引っかかって苦笑いされたんだけど

*14:会場の様子を劇場の巨大モニターで映していた