ポケモンのタイプ仕分け Part7

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はじめに

 第7回です。

 ついに鎧の孤島が配信されましたね。

 新しくガラルにやってきたポケモンたちの面白い運用方法や対策を考える日々、こういう時が一番ポケモンを楽しんでいる瞬間と言えるでしょう。

 とはいえ、私はそんなに「うまい」プレイヤーではない(マスターランクに行けないぐらいには下手)ので、運用や対策を考えてもあまり有効ではなかったりしますが……。

 では、今回もお付き合い宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回仕分けるタイプ

 今回仕分けるタイプは……

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 炎タイプ!

 

 ようやくというか満を持してというか、今回は炎タイプです。

 炎・火というのはRPGに限らず、創作物では最もメジャーな属性のひとつでしょう。

 バトル漫画やアニメではひとりはだいたい炎使いがいるというぐらいには大人気。

 ポケモンにおいてもそれは変わらず、最初に選ぶ3匹に選ばれているタイプですし、伝説ポケモンにも選ばれることが多いポピュラーな属性です。性能的にも恵まれていることが多い印象ですね。

 しかし、扱いが難しいのか総数はあまり多くない、というのもまた特徴的ですね。

 では、分類開始。

 

 

 

 

 

 分類一覧

タイプA:生物に火炎の要素を足したポケモン

 リザードン

 ウインディ

 ギャロップ

 バクフーン

 ヘルガー

 バシャーモ

 ゴウカザル

 エンブオー

 バオッキー

 クイタラン

 フォッコ

 ファイアロー

 カエンジシ

 ガオガエン

 エンニュート

 バクガメス

 エースバーン系

 マルヤクデ系

(40/77種類)

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 生物に炎の要素があるポケモン

 たてがみや毛を炎に見立てるといった、体の部位が炎に見えるような生物が心なしか割り当てられている印象。

 あとは乾燥した土地に生息する動物や変温動物など、火や熱を思わせる生態の生き物も炎タイプにされがち?

 ウインディはモチーフは狛犬なんだろうけど、対のキュウコンとの兼ね合いで炎になったんじゃないかな……と想像。

 炎そのものだとネタがなくなりやすいのか、種類が非常に豊富。

 

 

タイプB:火をモチーフとしたポケモン

 キュウコン

 Aガラガラ

 ブーバーン系

 ファイヤー

 エンテイ

 ホウオウ

 ヒヒダルマ系(ダルマモード・Gダルマモード)

 シャンデラ

 テールナーマフォクシー

 ズガドーン

(19/77種類)

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 ズバリ火がモチーフのポケモン。火にまつわる伝承とか火の要素が主体で動物の要素が後付けっぽいとかそういうのも全部こっち。

 キュウコン⇒狐火、ヒヒダルマ⇒ダルマの赤は退魔の炎を現している……など。

 その一方でシャンデラ系のような直球で炎な奴もいる(ロウソク・ランプ・シャンデリア)。

 キュウコンマフォクシーはタイプAでもいいかな、って感じだけど。

 

 

タイプC:熱をモチーフとしたポケモン

 ブースター

 コータス

 ポワルン(晴)

 ヒートロトム

 ウルガモス

 ボルケニオン

 セキタンザン系

(9/77種類)

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 熱に関係する要素がモチーフのポケモン。水蒸気とか太陽とかそういうのも。

 もっといるかと思ったけど案外少なかった。

 

 

タイプD:マグマ・火山をモチーフとしたポケモン

 マグカルゴ

 バクーダ

 ゲンシグラードン

 ヒードラン

(6/77種類)

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 マグマや火山がモチーフのポケモン

 ナメクジ・カタツムリの軟体をマグマにしたマグカルゴ系、コブを火山に見立てたバクーダ系と、デザインでの秀逸さが目立つ。

 ヒードランはどういう経緯で生み出されたんだろう。北海道をモチーフとした地方出身としては異質なデザインと生息地だが……。ハードマウンテンの元とされる鈴谷岳は休火山っぽいし。

 セキタンザンはこっちでもいいかもしれない(名前こそ石炭山だけど、キョダイマックスの姿はどう見ても火山だし……)。

 エンテイは火山から生まれたと図鑑説明にあるけど、焼けた塔を焼いた炎のエネルギーを分け与えられたという話もあるし、どっちだよって感じ。

 

 

 

タイプE:その他のポケモン

 (アルセウス

 ビクティニ

 レシラム

 オドリドリ(めらめら)

 (シルヴァディ

(3/77種類)

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 ビクティニはエネルギーを分け与える力があるらしい。物事にのめり込むことを『熱が入る』とか言ったりするし、そういう発想から炎タイプなのかな。

 「炎タイプの幻600族を作ろう」という考えが最初にあってそこからモチーフを逆算したのか、「直接的なモチーフの『勝利』からポケモンを作っていった際に炎が相応しい」と考えたのか……。謎は尽きない。

 レシラムは陰陽太極図と言われたり、BWの悪役の組織がプラズマ団⇒炎はプラズマ化した代表的な気体と言われたり、モチーフに関する話はいくつか聞いたことがある。

 伝説(幻・準伝説含む)は対や組み合わせを考えて作られていることがほとんどらしく、このレシラムはゼクロムと合わせて作られたことは明白だ。

 ポケモンの開発秘話などに疎いので、レシラムについても「炎・ドラゴンのパッケージ伝説ポケモンを作ろう」という出発点なのか、プラズマ団という組織を主体とする物語を考えたので、プラズマと関係のある炎を採用した」のか、あるいはほかの何かなのか、私は知らないのでそのあたりの話を知っている人は教えていただければと思います。

 デザイン面から見た場合は、尻尾のジェットエンジンっぽさから考えてタイプCに分類するのが一番スッキリしそうではある。

 オドリドリ(めらめら)は情熱の国と言われるスペインの伝統的な踊りであるフラメンコがモチーフなので、炎タイプになった理由はその「情熱」という要素からだろう。ただし、フラメンコという言葉自体が炎を意味する「flama」からきているという説があるので、入れるとすればタイプAかな。

 

 

終わりに

 当初は3番目か4番目に掲載する予定だった炎タイプだったが、あまりにも分類が難しすぎて後回しにしてしまった。

 しかし、いつかやっつけなければいけないのであれば、早くやるしかないと思い立ってやってみたら自分の納得のいく分類ができた。

 予想はしていたし、バリエーションも多く作れなさそうと思った炎そのものがモチーフのポケモンや、マグマモチーフのポケモンがやはり少なかった。

 やっぱり生物に炎の要素を入れるのが一番作りやすいんだろうなぁ。今後以降も御三家はタイプAのポケモンが多くなりそう。アルタイルのファマインみたいな変わり種もたまーに見たいけど。

 せっかく剣盾の鎧の孤島で「ねっさのだいち」なる技が新しく出たんだから、そのまま熱砂モチーフの炎・地面のポケモンが出たら面白いかも。

 あと、フリーズドライみたいに水タイプに抜群になる炎タイプの技とか欲しい。

 おしまい。