ポケモンのタイプ仕分け Part9

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はじめに

 第9回です。

 なんか前回のタイプ分類の記事をだしたの半年前らしくて、光陰矢の如しを感じるこの頃です。

 前置きを見に来ているわけでもないでしょうから、さっさと本題に行きます。

 では、今回もお付き合い宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回仕分けるタイプ

 今回仕分けるタイプは……

 

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 氷タイプ!

 

 12月なので氷タイプです。

 弱点がもともと少ないドラゴンタイプに弱点を突ける稀有なタイプであり、また相性補完の都合水タイプに搭載されることが多い優秀なタイプですね。

 総数48体(タイプ変更を伴わないフォルムチェンジを除く)で、少ないイメージのある炎タイプや電気タイプよりもっと少ない希少タイプでもあります。後発タイプである悪・鋼・フェアリーですら50超えているのに……。

 …………というか、もしかして全タイプで一番数が少ない?

 では、分類開始。

 

 

 

 

 

 分類一覧

タイプA:生物に氷・雪の要素を足したポケモン

 Aサンドパン

 ジュゴン

 パルシェン

 ウリムー/イノムー

 マニューラ

 グレイシア

 モスノウ系

(11/48種類)

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 既存の生命体に氷や雪のエッセンスを加えたポケモン

 二枚貝の中でもホタテは北海道を含む冷帯に生息しているが、パルシェンは形状を見るにシャコガイ(温帯に生息)っぽいのでこっちに分類。

 あと意外だったのがジュゴンで、実物のジュゴンは温帯に住む生き物だったんだ……と調べてみて初めて知った。と言ってもジュゴン(ポ)はジュゴン(実)とそんなに似てないので、名前だけ拝借してモチーフはアシカとかありそうだけど……。

 アシカだったらまた別の分類になりそう。

 

 

タイプB:氷雪地帯に生息する生物をモチーフにしたポケモン

 Aキュウコン

 バリコオル系

 ラプラス

 デリバード

 トドゼルガ

 マンムー

 ツンベアー

 アマルルガ

 ケケンカニ

 コオリッポ

 パッチルドン

 ウオチルドン

(18/48種類)

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 冷帯や寒帯、その他冷たい地域に住む生き物をモチーフにしたポケモン

 モチーフがわかりやすいものもいれば、調べないと生息地がわかりづらいものもいる。

 ケケンカニ(深海にすむキワ・ヒルスタなる生き物がモチーフとされる)とアマルルガ系(アマルガサウルス。アルゼンチンで化石が発掘された)が特にわかりづらい。

 タップダンサーがモチーフのバリコオル系だが、タップダンスは諸説あるもののアイルランドが起源のアイリッシュダンスやイギリスが起源のクロッグダンスが元になっていると言われている。起源が緯度が高く比較的寒冷な地域のものなので氷タイプなのだろうと予想し、ここに入れることにした。実際のところ冬の気温は日本とそんなに変わらないんだけど黙っておこう。

 ジュゴンをアシカモチーフと定義するならこっちに分類されるだろう。

 今後もこの系統モチーフの氷タイプが出しやすそうだなぁなんて思った。

 

 

タイプC:氷・雪そのものをモチーフとしたポケモン

 レジアイス

 ユキノオー

 Gヒヒダルマ

 バイバニラ

 フリージオ

 クレベース

(11/48種類)

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 氷や雪にそのまま命を吹き込まれたようなポケモン

 そのままズバリ氷のレジアイス、雪が積もった樹木といった見た目のユキノオー系、雪だるまのGヒヒダルマ系……と見たまんまな面々。

 

 

タイプD:氷や雪にまつわる伝承を元にしたポケモン

 ユキワラシ

 オニゴーリ

 ユキメノコ

(3/48種類)

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 伝承に氷や雪、寒さが関係しているものがモチーフのポケモン

 ユキワラシは座敷童、ユキメノコは雪女といった具合。

  オニゴーリは文字通り鬼がモチーフなんだけど、鬼と混同されがちなナマハゲもモチーフのひとつとして入ってそう。座敷童は幸福を与えナマハゲが厄を払う、という伝承上の類似性もあるし。

 

 

タイプE:その他のポケモン

 ルージュラ

 フリーザ

 フロストロトム

 (アルセウス

 キュレム

 (シルヴァディ

(5/48種類)

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 その他のポケモン

 ルージュラはウルトラサンの図鑑に

独特の リズムで 腰を 振る。 アローラに 棲む ルージュラは そのキレが 実に 素晴らしい。

  とあったり、シールドの図鑑では

ガラルの ルージュラは 美しく 繊細な 鳴き声を 持つものが 多く ファンも いるほど。

  という説明があるので、ダンサーや歌手がモチーフなのかなぁと思う一方で、ウルトラ怪獣の伝説怪獣ウーがモチーフという説も見受けられる。初代にウルトラ怪獣がモチーフと思われるポケモンが多いことを考えるとあながち妄想とは言えない。ウーは雪男やイエティのような見た目をしているためその着想なんだろうか。なんか赤緑プロトタイプ版では前身と思われる雪男のモンスターがいるらしいし。

 コイツ↓

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 キュレムは同期の伝説がレシラムとゼクロムでちょうど炎・電気・氷で初代の三鳥と一緒なので初代オマージュ説とか、寒冷な土地でよく見られるオーロラがプラズマと密接な関係にあるためその繋がりで氷タイプに設定されたとか、西洋のドラゴンは夜は冷たい洞窟の中で火照った体を冷やすという話が見られるとか、色々考えたけどどれもしっくりこないので暫定的にここに配置。意見求む。

 

 

終わりに

 分類云々の前に少ない少ないとさんざん言ってきた炎や電気よりも総数が少ないとは想定外だった。水との複合が多いからか勝手に多いものだと思い込んでいた。

 寒い地域に生息する生物はまだこの地球にはいそうなので、そういうモチーフなら今後も増えそうだけど、やたらと総数が少ないのは単純にゲームバランスの都合なのか、偶然なのか……。

 氷系ダンジョンが終盤に出がちなので、そんなたくさんの新規ポケモンを終盤に出せないということなのかもしれない。氷タイプのポケモンを他の地域に住まわせづらいという事情などなど、色々考えられる。

 そのうちオーロラやクリスタルモチーフの氷タイプとか出てきてほしいなぁ。

 おしまい。