はじめに
mandibuzz-s-roost.hatenablog.com
前回の記事を多くの方に見ていただけたようで、嬉しい限りです。
また、いくつか感想をいただけたり、応援をいただけたりしました。この場を借りて感謝いたします。
さて、この企画が私の思う以上に好評だったため、早くもPart2を作成しました。ルール等は前回記事を参照していただければと思います。
今回仕分けるタイプ
今回仕分けるタイプは……
水タイプ!
う~み~は~広い~な~大きい~な~。
海。いいですよね、海。
私は海が近くにある地域で産まれたので、海に憧憬があります。かつて修学旅行で行った沖縄の綺麗な海は、今でも記憶に残っています。
閑話休題。
ポケモンの水タイプと言えば、数が非常に豊富で一冊の本にまとめきれないくらい豊潤だという印象がある。
また、弱点が少なく昔から中火力・高命中・多PPの波乗りが無償で手に入ることでストーリー中でも安定した強さを発揮できているタイプでもありますね。
対戦でもその安定した強さは魅力的で、状態異常との関連も薄いためソツなくシンプルな強さが目を引くタイプでもあるような気がする。
そんな水タイプは果たしてどんな分類に分けられるのだろうか。
では、分類開始。
分類一覧
タイプA:魚をモチーフとしたポケモン
ホエルオー系
ナマズン系
カマスジョー系
(23/142種類)
いわゆる魚類やそれに近いポケモンたち。
タマゴグループ的には水中2に所属していることが多い。
……ホエルオーはクジラなので厳密には哺乳類なんですが、ヒレや尻尾があるのでここに入れさせてほしい。
タイプB:淡水やその水辺を生息地とする動物をモチーフとしたポケモン
ヌオー系
インテレオン系
カジリガメ系
(33/142種類)
淡水に生息する生物をモチーフとしたポケモン。水中1に属していることが多い。
…………と言いたいのだが、一部微妙なラインのポケモンたちがいる。
カメックス・カジリガメはどちらも亀なのだが、後者はモチーフがカミツキガメでこの種は淡水地域に生息することがわかるのだが、カメックスはどの種類の亀なのかわからないため種族次第ではここのリストに入らない可能性がある。普遍的な亀のイメージ像をそのままキャラクター化したようにも見え、また前足がヒレ状になっていないためおそらく淡水地域に生息する亀だとは思うのだが……。
頭を悩ませたのはラグラージ系。ミズゴロウは名前からしてムツゴロウ、すなわち魚類をモチーフにしているのだが、本人はどう見ても魚じゃない。分類は「ぬまうおポケモン」なのでこの記事では淡水地域とした。
あとワニは海水地域に生息する種もいるらしいのだが、淡水地域に生息しているのが一般的らしいのでオーダイル系もこちらに。
(2020/06/05追記)
ゼニガメの別名を持つクサガメは淡水系の亀との情報をいただきました。
直接的なモチーフかどうかはわかりませんが、そうなるとやはりカメックス系はここになりそうですね。
タイプC:海水やその水辺を生息地とする動物をモチーフとしたポケモン
ジュゴン系
スターミー系
オクタン
(51/142種類)
海に生息する生物をモチーフとしたポケモン。
全体のおおよそ1/3を占める大勢力で、はっきりとわかりやすいモチーフを備えていることが多く、バラエティ豊富な種類が集まる。全体的においしそう。
ここからさらに分類するとすれば、海産物系かそうでないかぐらいだろうか。
(2020/06/05追記)
ランターンやジーランスは魚類では? という指摘がありました。なんで言われるまで気が付かなかったんだ……。サクラビスとハンテールも深海魚なのでそうなるとタイプAになります。
タイプD:水鳥をモチーフとしたポケモン
スワンナ系
ウッウ
(10/142種類)
水辺に生息する鳥をモチーフにしたポケモン。
鳥なので飛行複合のこともあるが、エンペルト系はペンギンだからか飛行がなく、ゴルダックは名前こそアヒルだが、生態はまったくアヒルのそれではないからか飛行がない。なんでアヒルのくせに両手があんだよ。どっちかって言うと半魚人のイメージなのか?
(2020/06/05追記)
ゴルダックは名前こそダックだけどカモノハシっぽいとの意見がありました。
くちばしといい、水かきのあある手といい、確かに似ている。カモのくちばしを意味する名前で呼ばれてた歴史もあるそうなので、モチーフとしてはこっちが正しいのかも。カモだけに。オチもついたところで分類するならBタイプ。
タイプE:架空の生物をモチーフとしたポケモン
ルンパッパ系
(6/142種類)
水にまつわる架空の生物をモチーフにしたポケモン。
ラプラスの名前はたぶん同名の数学者から来ていると思う(ないしその数学者が提唱した超人的知性のこと)けど、似たような生命体が現在の地球上に存在しないのでここ。見た目的にはネッシーかな?
(2020/06/05追記)
ラプラスはプラシオサウルスモチーフではないかとの情報をいただきました。
うーむ、確かに似ている……。甲羅かぶせたらソックリさんだ。
初代の元の構想ではかなり重要なポジションで出てくる予定だったらしいし、恐竜が元ならその特別さの理由付けにもなるのかな……。
ミロカロスはリュウグウノツカイではないか、という話もありました。触覚部分と長い体が確かに似ている。リュウグウノツカイ⇒竜宮城⇒美しい⇒ミロカロスと連想ゲーム的にもそれっぽいのかもしれない。
以上2点を踏まえるとラプラスとミロカロスはタイプCに入れるのが妥当なのかなー。
タイプF:動物に水の要素を足したポケモン
マリルリ系
(4/142種類)
水とは関係ない動物に水の要素を足したポケモン。
草タイプの同分類と比べるとその数はかなり少ない。水はモチーフに困らないということなのだろう。
リストにはないけど、ウーラオス(連撃)はおそらくここ。
タイプG:水と関係する物体をモチーフとしたポケモン
パールル
(3/142種類)
水と関連した物体……というか真珠のポケモンと洗濯機。
パールルは貝だともいえるが、顔が真珠部分についているので本体は真珠だと思われ、そもそも名前がパールル。
パルキアは架空の生物、あるいは後述の分類かもしれないけど、彼本来の力である『空間制御』は水となんら関係がないため、水タイプ要素はたぶん肩の真珠に終始しているのでこっち。図鑑説明でも水にまつわる文言は見当たらないし。
パッケージ伝説のくせに一般ポケモンと同じ分類とか恥ずかしくないのかよ。
タイプH:雨や水を司るポケモン
ポワルン(雨)
(アルセウス)
(5/142種類)
雨や水、それらを浄化したり生み出したりするポケモン。
超常的で一般ポケモンでは到底できない御業なためか伝説級がずらり(雨ごいで誰でも大雨状態にできるけど……)。
ボルケニオンは蒸気機関がモチーフだと考えられるので、それならタイプGとも言えるかも。
そして、この並びの中で異彩を放つポワルン。
タイプI:上記に当てはまりづらいポケモン
(シルヴァディ)
ウオノラゴン
ウオチルドン
(7/142種類)
モチーフ的に上記になりづらそうな面々。
ヤドランはヤドカリだって? いや、そうかもしれないけどこれをヤドカリだからと海に分類するのはなんか乱暴じゃないか?
仮にヤドランを海に分類するとして、ヤドンとヤドキングは? そう考えたらここに分類するのが妥当じゃないだろうか。
ひと際目立つのがケルディオ。図鑑説明には海や川などの水面を走り回るとあるが、水にまつわる要素はそれだけである。デザイン的に水要素はないし、もしかしてシーホース⇒海の馬⇒水タイプってことなのか? このあたりの情報求む。
(2020/06/05追記)
ケルディオはケルピーではないかとコメントをいただきました。
ケルピーはスコットランドの伝承にある架空の生物である。
水辺にすむといい、人が背中に乗るとそのまま河に疾走し溺れさせてしまうとかそんなやべー奴。
上の画像はカルドセプトリボルトという3DSのゲームで使われているもので、このケルピーを主体にしたデッキで相手プレイヤーをハメていた思い出。
名前も見た目も確かにケルディオはケルピーっぽい。水面を走り回る説明と河に疾走する特徴が近い。…………ケルディオの清廉な雰囲気と人をハメ殺すケルピーだと印象は真逆だけど。タイプEに分類できる。
終わりに
前回に引き続き、ポケモンを分類に振り分けてみた。
水タイプはとにかく数が多く、執筆前の調査の段階から苦戦が予想されたが、モチーフが非常にわかりやすいこともあって振り分け作業そのものはかなりスムーズに進んだ。
タイプAやタイプB、Cはまだ数が多いのでさらに細かい分類ができそうだが、あまり分類が多いとそれはそれで見づらいと思うので、ひとまず今回の調査で決着としたい。
また、モチーフになった生物について調べたことで、海洋生物の知識が増えた。思いもよらぬ報酬と言えよう。
海にはたくさんの種類の生命があり伝承も色々あるので、まだまだ新しい種族の水タイプのポケモンが生み出されそうだと今回の調査で思った。アクア団の皆さんはどんな水タイプのポケモンがいると嬉しいかコメントください。
個人的にこんなポケモンが欲しい。水・鋼か何かで。