ポケットモンスター・ホワイト2を数年ぶりにクリアした話

 

 

 

感想

 『ポケットモンスター・ホワイト』と同じタイミングで『ホワイト2』も一緒に買ったので、こちらもプレイしなおした。

 せっかくプレイしなおすならと思って、わざわざ昔メインにしていた『ブラック2』を発掘してチャレンジモードを解禁した。

 『BW』の時以上にドット絵がすさまじいことになっていて、全トレーナーがアニメーションで動くのには思わずため息が出た。ジムリーダーだけではなく汎用トレーナーもぬるぬる動くんだからすさまじいものだ。さらに、他地方の名有りトレーナー全員分のドットを新規で描き下ろしているいるこだわりよう。1年と半年あったとはいえ、尋常じゃない仕事量だ……。

 それと新規BGMもかなり多かったように感じられる。印象深いのは23番道路と各ジムのBGM。特にジムBGMはメインのあのテーマをそれぞれのジムに合うように大胆アレンジしているのにも関わらず、ちゃんと元の曲がわかるようになっているんだからすごい。タチワキとホドモエが特に好き。

 『BW2』は立ち位置的にはマイナーチェンジ版にあたるけど、その実『BW』から2年後を描いた続編であるのは言うまでもないが、やはり序盤と終盤にまったく違うところを冒険させようと判断したことはすごいことだと思う。ガラッと変える判断したこともすごいし、それを実行したことはもっとすごい。

 今回はチャレンジモードでやってみたが、ただポケモンたちのレベルが上がっているだけではなく、追加ポケモンがいたり、アイテムや特性が変わっていたり、文字通りの高難易度モードにしようという意欲が感じられた。

 これだけの労力がかけられたのは、DS末期というDSでできることが全部出尽くし、かつそれまでのゲーム機で培った技術を過不足なくつぎ込める時代だったからなのかなぁなんて思った。『XY』以降はゲーム機のスペックにどこか振り回されている気がしないでもないので。

 やっぱり『BW2』も面白かった。素直にそう思えるいいゲームだ。

 ただ、追加ポケモンの分布はもうちょっとどうにかなりませんでしたか?

 以下、旅の仲間たちの紹介。

 

 

 

旅の仲間たち

デンリュウ ♀(NN:もとくらし)

性格:しんちょう

特性:せいでんき

最終的な技構成 10まんボルト/パワージェム/でんじは/あやしいひかり

 サンギ牧場にて早々につかまった最初の仲間。電気枠を考えたときにエレブーとの選択になったが、単純にこっちの方が好きだし、先に手に入るしという理由で仲間になった。余談だが上述の『ブラック2』のロムを見るに初見時にも仲間にしていたっぽい(完全に忘れていた)。

 序盤から手に入る電気というだけで割と使い勝手はいいんだけど、性格がC下降補正なため進化するまでは火力不足にあえいだ。進化してもいまいち火力は振るわなかった。タイプ有利なフキヨセぐらいしか派手な活躍こそなかったものの、パーティの姐さんとしてホドモエジム以外でまんべんなく活躍した。

 やっぱり序盤に出る電気タイプは使いやすい(レントラーあたりがその典型)。

 

ウインディ ♂(NN:たてやま)

性格:しんちょう

特性:いかく

最終的な技構成 フレアドライブ/じならし/かみくだく/おにび

 『BW』ではあまりにも少なかった炎タイプで、しかも序盤に出るので採用。『ホワイト2』なのでブビィ・ブーバーは出ない。

 炎タイプの技範囲とD上昇補正と『いかく』による絶妙な硬さを発揮し序盤は活躍し通しだったが、Lv45で『フレアドライブ』を覚えるまで進化させられなかったため、中盤から進化するまでは明らかにステータスが足りず、『いかく』まいて即殉職することが多かった。

 進化した段階で残りのジムはドラゴンのソウリュウと水のセイガイハだったためジム戦は一切活躍できなかったが、高いステータスの暴力によって一般トレーナー相手にはかなり強かった。『おにび』を習得してからは要所要所でサポートをするここもあり、序盤と終盤の活躍は著しかった。特にチャンピオンのアイリスのオノノクスに『おにび』を当てたことで結果的に楽に勝てたので、勝利の影の率役者と言えよう。

 『南総里見八伝』の舞台が千葉県館山市なので「たてやま」。安直~。

 

ズルズキン ♂(NN:パーけん)

性格:おだやか

特性:だっぴ

最終的な技構成 かみくだく/かわらわり/とびひざげり/すなかけ

 悪タイプが好きなのと、『ホワイト』でダゲキが強かったので格闘タイプをまた入れようと思った結果選ばれた。割と早い段階で出てくるし。

 おだやかというA下降補正の性格なため捕まえた当初はパワーはないわ耐久はないわで散々だった。しかし、高火力格闘技の『とびひざげり』を早々に覚えるため、覚えてからはチーム随一のパワーファイターとして活躍、パーティの都合大苦戦を強いられたホドモエジムのドリュウズを攻略できたのは彼の実力によるところが大きい。

 進化してからは持ち前の耐久と性格による微妙に足りないパワーで活躍したが、真価を発揮したのは四天王戦。4人中3人に有利が取れることもあって、初手に繰り出してからは活躍し通しだった。『だっぴ』のお陰で状態異常に強い点もよかった。

 ちなみに、ホワイトキュレムを膝でツーパンしたイッシュの救世主でもある。

 

ウォーグル ♂(NN:IWI)

性格:がんばりや

特性:まけんき

最終的な技構成 おんがえし/フリーフォール/つばめがえし/ばかぢから

 『ホワイト2』ではウォーグルと固定シンボルで出会える。前回仲間にしたかったこともあり、せっかくなので仲間に入れることにしたのだ。

 仲間になった時点での唯一の最終形態であり、高いパワーとじゅうぶんな耐久力で周りのトレーナーを蹂躙しつくした恐ろしいモンスターであった。

 他の仲間たちが次々進化していってもその能力は高く、全編通して常に頼れるチームの大黒柱的な存在を保ち続けた。

 印象深いのは四天王のレンブ戦で、ナゲキの『がんせきふうじ』で下がった素早さと引き換えにパワーアップし、そのまま全員ぶちのめしてしまった。なかなか狙おうと思っても使いづらいストーリーの『まけんき』だが、ここぞというときに発動したら本当に強かった。

 

ナットレイ ♂(NN:びわまる)

性格:しんちょう

特性:てつのトゲ

最終的な技構成 パワーウィップ/ジャイロボール/ミサイルばり/どくどく

 おおむね捕まえるポケモンはバラけさせようと思っているのだが、ちょうど前回のシビルドンと同じタイミングで捕まってくれる草タイプだったのでパーティに入れることに。

 技が全然ないテッシード時代は特に活躍もなく、せいぜい適当な物理アタッカーに投げて『てつのトゲ』で嫌がらせするぐらいしかなかったのだが、進化してからは技がそろい、耐久も上がったのでいっぱしの強さを誇るようになった。

 印象的なのはセイガイハジム戦。ほとんどの水タイプに有利が取れるとだけあって『パワーウィップ』で次々と水タイプをしばき倒し、当時の最大レベルに躍り出た。また、ヒュウにも強くダイケンキヤナッキーをよく倒す役割を担っていた。

 また、アイリスのアーケオスに対して『ジャイロボール』を放ってフィニッシャーになったのも彼であった。

 どうでもいいけど、今回のパーティ『しんちょう』が多いな……。

 

トドゼルガ ♀(NN:たまがわ)

性格:おっとり

特性:アイスボディ

最終的な技構成 なみのり/れいとうビーム/ふぶき/のしかかり

 イッシュの水タイプが少ないというのは前回もしたが、やはり『BW2』でも少ない。厳密にはかなり増えたのだが、だいたいが中盤~後半に固まっているのだ。序盤から出てくるのはコダックマリルだが、前者は最近プレイしなおした『Y』で使ったし、後者は物理アタッカーが増えすぎることを懸念して採用しなかった。ミジュマルヒヤップは考えるまでもない。

 そんな中で氷タイプも複合されていて、まだ出現が早い方だったので採用された。これまで旅で全然使ったことがなかったのも大きい。

 仲間入りこそ遅かったものの、C上昇補正の性格と『なみのり』のお陰で火力は最初からある程度はあり、耐久力もまあまああったため苦戦らしい苦戦はほとんどしなかった。特に『ふぶき』を覚えてから臨んだソウリュウジムでは無双してしまった。

 また、強敵であるアイリスのポケモンの多くの相手を務めたのも彼女で、クリムガンボスゴドラ、『おにび』で機能停止したオノノクスに引導を渡したことで勝利に貢献した。やっぱ氷・水タイプは正義ですわ。

 

 

 

おまけ:パーティ選外となったポケモンたち

 ノコッチ

 ウォーグルとタイプかぶりするため選外。使いたかったポケモンの中では上位。

 クイタラン

 超使いたかったがクリア後にしか出ないので泣く泣く選外。なんでお前そんなに遅いんだよ! たいして強くもねえくせに!

 ジバコイル

 『プラチナ』で使ったので。

 アバゴーラ

 今度こそ水枠として使いたかったが、化石が手に入るのがクリア後と判明し泣きながら選外。最初はシッポウで手に入ると知ってウキウキしていたのに、シッポウに行けるのがクリア後だと忘れていたために起きた悲劇。

 ランクルス

 エスパーを全然使ってなかったので入れようと思ったが、色々あってナットレイになった(なんで?)。

 ヘラクロス

 こちらでは普通に草むらで出る。でも『ホワイト2』には出ない(カイロスが出る)。

 ジュゴン

 水枠として最初に考えていたのがトドゼルガではなくこちらだったが、登場するのがソウリュウジムクリア後とあまりにも遅すぎるため選外。ジュゴンも使ったことなかったから使いたかった。

 

 『プラチナ』『ホワイト』『ホワイト2』『Y』とプレイしてきたので、もしかすると『サンムーン』もやるかも。やらないかも。

 終わり。